マンションのパンフレットの有効活用:モデルルームで確認できない位置関係をつかむのに最適。
モデルルームに見学に行った際に入手できるのがパンフレット。帰宅後に再度確認するためにも、必ず持ち帰ることをおススメする。ここでは、パンフレットにおける確認点を考えておきたい。まずは「図面集」がポイントとなる。
・敷地全体の配置図。
・建物のおおまかな全体図。
・タイプごとの各住戸の間取り図。
等の情報が掲載されている。各住戸の間取り図を見て天井に梁が飛び出すると家具を置くのに邪魔にならないか、など等の部をチェックする。ちなみに梁の位置は点線で記載されている。
他にも、梁や界壁(隣の住戸との境の壁)で囲まれた面積(スラブ面積と呼ぶ) を確認するのが大切。
この広さと床スラブ(コンクリートの躯体部分) の厚さが、騒音の目安になる。床スラブ厚が20cmの場合には、スラブ面積が25㎡(約15畳)までなら、足音の心配はないと思われる。両隣と上下階については、壁などの厚さ以外にも、間取りの位置関係も大切なのでチェックしておく。
建物全体の住戸の配置図と各住戸の間取り図は、たいていは掲載さている。位置関係でチェックしておきたいのは、キッチンや浴室などの水回りの位置である。自分が希望する住戸の寝室が、他の部屋の水回りと界壁を隔てて隣り合っていると、夜中に水を流す音が気になる可能性が高い、逆もしかりである。同様に上下階の物音は、寝室の真上・真下だと騒音の問題となる。一般的に、このような設備・仕様については一覧表や写真付きの解説書が付いている。
システムキッチンやユニットパスなど目に見える設備は比較的確認しやすいが、構造部分の仕様や共用施設も、快適な生活をする上で重要であり、モデルルームではチェックできない箇所であるので、パンフレットでしっかり確認しておきたい。またパンフレットには価格表も入っている。同じ間取りの部屋や上下階の部屋の値段を確認してみるのがよい。同じ間取りの場合には、階数が高いほど価格も高い。
更に、ルーフバルコニー付きや角住戸等の要素があると、更に高い価格となるのが一般的である。各住戸の価格を比較して、もし自分の希望する住戸の価格が極端に低かったりしたら、何か理由がある。理由が分からない場合には、担当者に聞くのがよい。
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マンションの契約書の注意点。
マンションの売買契約書の注意点は、以下の通り。
◆住宅ローン停止条件付き等の特例が記されているか。
住宅ローンや住宅金融公庫の借り入れができない場合に、無条件で契約を解除できる特例事項はあった方がよい。この条件が記載されていない場合、仮にローンの借り入れができなかったときでも、売買契約が完了する。契約金が支払えない時に、延滞金が課されたり、解約に際して違約金を請求されることになる。このローン停止条件付きの特例が記載されている必要がある。もし契約書に特例がなかったときは、特例事項の記載を申し出る。
◆引き渡し日に関する延滞料について。
契約書に記載された引き渡し日を越えても建物が完成しなかった場合には、売り主が買い主に支払う金額の取り決めておく。契約したマンションの引き渡し日が延びた場合、引っ越しの日取りも変える必要が発生する、また賃貸住宅を利用する場合は賃料の支払いも発生する。こうした場合を想定して特記事項の中で引き渡しの遅延に関する補償の取り決めをしておく。
◆アフターサービスの取り決め。
入居後に建物や設備に不具合やトラブルが発生した場合の対処、そしてサービスについての取り決めを決めておく。契約書と一緒になっていることが多い。アフターサービス規約集(アフターサービス基準) という冊子に、サービスの基本的な規約が記載されているので確認しておく。不具合箇所の無条件修理に応じる期間が指定されているので確認しておく。一般的には以下のような期間となる。
・造作物(キッチンカウンターやシューズロッカー、クローゼット、配管、壁紙、天井板、床材、建具など)で2年間。
・設備関係(ガス台、便座、給湯器、換気扇、照明器具など) は1年間。
◆契約の解除の条件について。
住宅ローンの停止条件とは違い、売り主と買い主、どちらか一方の理由で契約を解除する場合は、平均して販売額の10%程度の違約金の支払が必要。
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